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意識していること [演奏会]

先日、7年ぶりですかね、クリマン演奏会に顔を出してきました。下の子が生まれる年、第20回定演で卒業して以来、ずっと不義理をしてきましたが、ようやく時間がとれました。まずは青山さんや小野さんらに挨拶できて一安心なり。
 
この日は、たまたまタイミングが上手くあったことも理由だったのですが、ぢつは「自分探し」の意味合いがあって、私を育ててくれたクリスタルの生の音を久しぶりに聴きたくなったのです。一部の人には年賀状にも書いたのですが、今年の私自身のテーマが「トレモロの見直し」なんです。最近の練習は、ほとんど毎回といっていいほど録音をしており、コンマスとしての自分の音は何度も繰り返しレビューできる状況となっています。

でね、

ここ1~2年、自分自身のトレモロに不満がでてしまって、、、トレモロの粒々があまりに均等でないケースが目立ってしまうんです。アタックや小細工がありすぎて、録音で聴くと粗が目立ってしまう。またどうも自分のトレモロのスピードが往年に比べて遅くなったような気がしてね。。。

で、青山さんの演奏で何かヒントを、と思ったのです。で、会場ついたら、なんだ、青山さん、指揮のみぢゃん! あらあらと思いつつ、でも他のメンバーのみなさんも非常にきれいなトレモロをする人たちだし、世界一のドラパートの秘訣もさぐってみたかったので、気を取り直して楽しんでみました。

演奏会の第一印象は、男性陣、みんな年とったなあ。。。!ってこと。自分のことはおいといて、、、女性陣がちっとも変わらずお元気そうなのと対照的に、みんな○○○になったなあ、貫禄でてきたというか横に広がったというか、髪の毛が(以下、自粛)、、、、、笑 青山さんだけはちっとも変わりませんでしたけどね。

1曲目のニューシネマが一番良かったかな? 武蔵野小ホールのなせる技か、マンドリン合奏というチューニングがあいにくい楽器の特性上の問題か、1曲目が一番透き通ったきれいな音をしていました。で、曲が進む中で、印象的だったのが「歌心」かな。これは最近の青山さんの真骨頂なのでしょう。少ない練習にもかかわらず、「俺達はお気楽だから、、、」って謙遜されてましたけど、非常に心地良く「歌」を歌っているんですよ、メンバーの一人一人が。これは、おそらくみなさん意識していないでしょうね。それだけ、なんだか自然に、ごくごく当たり前のこととしてにじみ出ているようでした。私がいたころのクリスタルとは、もしかするとちょっと違うかも。

この感覚は、お世辞でもなんでもなくって、今の自分にもっとも足りないものかなあと気付きました。あまりにも、自分達の音楽は、「音楽を難しく考えすぎている」なあと。

私自身、意識的に技術的なチェックをしていたし、普段はメトなどでコンマスをしているため、それがわかってしまう立場にいるのですが、やっていることや目指していることはそれほど変わらないのですよ。例えば、最後までちゃんとトレモロをするとか、音の拍感や上向き下向きなどを意識する、見栄をはるためにトレモロのカットを切りそろえるなどなど。昨日のクリスタルは、そうした音楽の基本的なことを、ごくごく自然に、あまり意識しない形でごくごくふつーに実現できているんですよ。

これには少しびっくり。何が理由かなと思ったのですが、あまり秘訣まではわかりませんでした。青山さんがそうしたことを徹底するような練習をしているとも思えないし(笑)、メンバーの音楽性が飛びぬけてすごい人たちばかりというわけでもなく(笑)、ごくごく普通に好きなことを、それなりに努力して、時間がないなかで一生懸命練習して、上手く出来た出来ないは本番なのでいろいろありますし、終わったら「ま、こんなもんだろ?」ってことでお気楽に美味しいお酒を飲む、、、

決して普段の我々とは大きくは違わないと思うのです。でもね、今のクリスタルはそれが出来ていて、メトやベラではそれが出来ていない。この違いは、かなり深刻なレベルかなあと思いました。

クリスタルのみなさんはね、おそらく人一倍、こだわりがあって、それを自負している団体だと思うのです。オケとしての方向性や目指すゴールはそれほどではないかもしれない。青山さんが理想とする「ふっと聴いている人の心の中に優しく入り込んで、じわじわっと温かい気持ちになれる」音楽を目指しているくらいかな?

でも、おそらく一人一人が、自分自身の出す理想的な音ということを極めて強く意識し、それを常に批評しあっているんだと思うのです。そういう文化がクリスタルにはあるのではないかな? 批評と書いたけど、難しい話ぢゃなくて、自分の出した音がどうだったのか、隣の人と確かめ合っている。言葉ではなく、音でメンバー間で会話をしている。「音」そのものが目的なのです。

これはね、一人一人はおそらく意識していないことでしょうけど、まさしくこのカルチャーがクリスタルのもっとも素晴らしいところだと思いました。私の周りでは、「音」は手段という位置づけがウエイトを占めていると思うのです。ある意味、もっと「高度」に音楽を捉えて、「解釈」やら「表現」にこだわりを持っている。それを意識している。例えていうなら、メトは「本を読む感覚」、クリスタルは「ご飯を食べる感覚」かな?

でもね、結果的には、両者はそれほど大差なく、どちらも良いところや欠点はあると思うのです。

正直、後半にはクリスタルの「音」ににごりが出てきたし(これは楽器の特性上、やむを得ないことでしょうね。それを目立たせない選曲は可能かもしれませんが、、、)、そのために聴いていて、だんだん平板に聞こえてきた点も否めないかもしれません。

また、編曲上の特性やオリジナル作曲家のオーケストレーションの癖もあるのでしょう、音響的に立体感が生まれにくく、フォルテは1色になりがちだし、独奏はパターン化してしまって、あまり新鮮味がないなあと思ってしまうなど、マンドリン演奏会の限界を感じてしまうこともありました(あ、個人技は、もちろん楽しませてもらいましたよ、良く楽器を鳴らしているなあ、とか)。 
 
クリスタルが武蔵野小ホールという器から抜け出たときに、どれだけ実力を発揮できるかは、もしかすると予想以上の落差があるのかもしれません。

でも、自分達にとって心地良い「音色」を追求して、そのためには指揮者の解釈やテンポなどをひっくりかえしてでも自分達を主張して、一球入魂にかけている。それを一つのパートとして高めあっている。
 
そんな良さを感じた一日でした。そういう気持ちが伝わるから、お客さんの拍手が温かかったのではないかな? 客層がかなり上だったのは気にはなりますが、ま、結果オーライでしょう。

最後に、、、それでもクリスタルはあまり変わっていないなあと思ったことが、少しうれしかったです。ドラの前二人は、油断すると左足がブルブル震え出すのは師匠のK氏ゆずりだし(爆)、ポーカーフェイスのマンドリンはぢつは内心ドキドキしているってのもばれてるし、マイペースなギターは相変わらずでした(笑)。

自分探しとこれからのヒントをたくさんもらえて、雪の中、時間を作れて、三鷹まで行ってとても良かったと素直に思いました。ひさーしぶりにもえさんにもお会いできたし、思いもかけない人とおしゃべりもできたし、たまにはこうした演奏会に出没しないといけないなあと思う今日この頃でした。

#おかテリさん、チケット手配、ありがとうございました。また機会をみつけて、おしゃべりしましょ!


演奏者のみなさま、お疲れさまでした。ありがとうございました!


タグ:mandolin
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hamulabo

りんごさん@むとーさんやもえさんのブログをリンクしておきます。
http://ameblo.jp/mandolin-cafe/entry-10798353757.html
http://ameblo.jp/mandolin-guitar/entry-10798385271.html


by hamulabo (2011-02-13 23:34) 

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