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余韻に浸る間もなく。。。 [演奏会]

この1週間、終電やらタクシー帰りやら、連日の自転車操業ですっかり仕事モードに戻っていました。さすがに疲れたね。

さて、先週12日は、メト演奏会でした。会場にお越しいただいた皆さん、またさまざまな形で応援していただいた皆さん、ありがとうございました。非常に気持ち良く演奏会を終えることが出来、楽しい時間を過ごすことができました。

さて、ウェブ上では見事にスルーされてしまったので(笑)、ちゃんとセルフレビューをしておこうと思います。今回は2つの立場での感想を。。。

まずは、コンマスとして。メトは、選曲や編曲の特徴をアピールしているので、内外の評価もそのまま受け止められていると思います。それを否定するつもりはまったくありませんが、やはりコンマス(=労働組合トップかな?w)という立場からすると、その演奏で評価して欲しいという気持ちが年々高まっています。

で、その点からして、今シーズンの出来はまだまだかなあ。。。苦笑 ちょっと厳しめですね。

練習で出来たことを本番で再現できたと言う点では95点くらいつけても良いと思います。大きな事故もあったけど、ドビュッシーの雰囲気はメトの真骨頂ではないでしょうか? 演出の助けを借りてメンバーがその気になったとは思いますが、それでも10年以上もラヴェルやドビュッシーというフランス音楽を経験して、それなりの語法が身に付いた成果だと思います。

個人的に一番うれしかったのは、ドビュッシー3楽章の城門が閉じた後のシーン。4幕4場、外苑の泉で、ペレアスとメリザンドがお互い愛の告白をして、扉が閉まって一線を越えてしまったという場面です(その後はゴローが近づいて、クライマックスとなります)。

メトではオペラはほとんど演奏しないのですが(過去には、トリスタンとこの曲くらいですね)、このもっとも甘美な、時間の止まった瞬間を、本番でも上手く表現できたと思います。「歌伴」と言ってしまうと手抜きのように聞こえてしまいますが、そうではなく映像をサポートし登場人物の言葉に出来ない感情を代弁するもっとも音楽的な表現。これができたような気がして、メトの奏でる音楽が一つのエンターテイメントの域に達することができた、演奏面での新たなステージに突入したと思ったのです。

こういう実力がだいぶついてきたなあと思う反面、それが瞬間瞬間に現れるか否かという点で、まだまだ確実性や計算しつくされた演奏が出来ていないなあと思うのです。私の理想からすれば、まだ5~6割の出来かな。シベリウスも十分健闘しているとは思います。アマチュア音楽家でシベリウス後期3曲を演奏したことのある人は、それほど多くはないと思いますので、それなりにシベリウスの音楽を身につけてきたのかなあと。でも、まだまだですね。

指揮者の小出先生から、「メトの演奏で良かったものは、ほとんどが2回目」って言われて、確かにそうかなと思いました。繰り返しの演奏をしないと身に付かないことなんでしょうね。

こうしてみると、私自身の理想はある意味プロフェッショナルなんでしょうね。お金払っていただけるに値する演奏、あるいはエンターテインメントな時間を提供するということ。でもメトでは、そういうことをごくごくふつーのメンバーが行っている、否、行うことができるということを示していきたいんです。マンドリンの可能性を追求するって、結局は自分自身の殻を突き破るということですからね。プロ以上にプロらしいことができるのは、アマチュアの特権です。

最後に、新しいホールとの出会いについて。もう大満足ですね。その響きの素直さ、ステージ上とホールとの響きの違いがないことなど、非常に演奏しやすいホールでした。スタッフの充実したサポートもうれしいものでした。カザルスに比べると、音がそのまま前に飛んでくる分(もちろん響きを加えてですが)、マンドリンの高音域が耳についてしまいます。マンドリンのちょっとくどい嫌な音が聞こえてしまいがち。これは今後も調整できることなので、あまり気にはならないです。技術面での新たな音作りにチャレンジできると思っています。

ということで、長くなるのでとりあえずここまで。次はソリストとしてのセルフレビューです。

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